ご飯の硬い/軟らかいは個人によって好みが分かれるところではあります。
私はどちらかといえば少し硬めに炊いたご飯が好きですね。
フツーに炊けてれば少々軟らか目でもおいしくいただけるのですが、たまにベチャベチャのご飯にあたります。
「なにコレ、おかいさん(粥)のチョット手前かいな」みたいなヤツは、しっかりしたオカズには合わないですね。
私のこの「ちょっと硬い目好き」は意外(?)と少ないので、タマに「同志」に合うと嬉しくなります。
コレは個人差ですが、地域差とかもあるんでしょうか。
そう思って調べてみました。
「好み」という主観的なことなので、コレといったデータ・統計結果は見つけられませんでした。
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(以下引用・原文ママ)
「ベチャベチャ好き」も「カタいの好き」もいるけれど…
ご飯の硬さは西柔東硬だった!?
友達の家にお邪魔して、夕飯をご馳走に。だけど、出されたご飯が柔らかくて、「ベチャベチャ」な状態! 自分の好みに合わないな~、なんて経験ありません? ご飯の硬さは、育ってきた家庭などの要因によって、好みが分かれるのは当然のこと。では、そもそも地域による違いっていうのはあるんでしょうか? 米・食味鑑定士協会の鈴木秀之さん、教えてください。
「同じ品種のお米で炊いたご飯で、同時にいろいろな地域の人に食べてもらう、というようなデータがないので、正確なことはいえません。ただ、大きな傾向としてあるのは、西に行くほど柔らかめで、東に行くほど硬めのご飯が好まれているようですね」
そうなんですか! それはどういった理由からでしょう?
「あくまで1つの仮説ですが、日本は東に行くほど緯度が上がりますよね。東北地方や北陸地方など冬に積雪があって野菜を作れない地域では、冬に食べられる食品を保存できるよう、漬物を作る習慣が発達してきました。漬物は、塩やぬかに野菜を漬ける前に一度乾燥させているので、歯ごたえが硬めのものが大半。秋田名物の、大根をくん製にして作る『いぶりがっこ』などが良い例です。東日本ではそういった硬い食べ物に古くから慣れ親しんできたため、それに合わせて硬めのご飯が好まれてきた、といえるのではないでしょうか」
なるほど、寒い地域の方は、硬いものを受け入れる土壌があったということですね。
ちなみに、三洋電機コンシューマエレクトロニクスが平成16年度に行った、代表的なお米の品種の性質の違いを調べたデータによると、あきたこまちは、粘りが強く、硬めという結果が出たという。東北地方の秋田県で開発されたあきたこまちが硬め、というのは先ほどの話とかかわりがありそうですね。
(引用おわり)
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ほう、西高東低ならぬ「西軟東硬」だったんですね。
そういえば昔、-電気炊飯器のメーカー(の本社所在地)によって、ご飯の「標準/ふつう」の炊き上がりの硬さ/軟らかさが違う-という話を聞いたことがあります。
西のメーカーといえば、松下(現・パナソニック)、三洋(前者に合併されましたが…)、シャープ、タイガー魔法瓶、象印マホービンといったところでしょうか。
いっぽう東は、東芝、日立、三菱ですね。
(こうやって見ると西は中小企業の大きくなった感じで、東は原発も作る大手の家電部門ですなぁ。)
で、先ほどの記事で、
(引用はじめ)ちなみに、地域によって炊けるご飯の硬さの設定基準を変えているのかを炊飯器メーカーに問い合わせたところ、いずれも「していない」との回答。どのメーカーも、ユーザーが炊き方を設定できる機能をつけることで好みに対応している、とのことだった(引用おわり)
とのことなので、各メーカーが「標準/ふつう」を全国共通にしてるのは分かりましたが、その設定内容がメーカーごとに違って、西は軟らかめ、東は硬めなのかもしれません。
電器メーカ-だけにその「設定」とはエレキ(マイコン回路)の設定だと思いがちですが、意外に内釜の目盛りの位置かもしれませんね。
MMXVI
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