2016年9月21日水曜日

咖喱炒飯(カレーチャーハン)

 カレー炒飯(チャーハン)/カレーやきめしというものが、わたしのメチャ好きなメニューのひとつではあるんですが、これが意外にどこにでもあるモンじゃないんです。

 尤もウチで作れば簡単で、ふつうのチャーハンにカレー粉を入れるか、『ドライカレーの素』のような『素』が市販されてますから、それを使えば作り方も書かれてあるんで、そこそこのモノはできるんです。

 じゃなくて、外でプロが作ったものを食べようとすると、これがなかなかない。

 あたりまえのことですが、「カレーチャーハン」はカレーかチャーハンかといえばチャーハンなので、探す場合は「カレー」ではなく「チャーハン」がメニューにある店を中心に探します。

 となれば、中華料理店かラーメン屋さん、あるいは昔ながらの大衆食堂のようなところになるのですが、ラーメン屋さんはあくまでもラーメンがメインで、チャーハンはあってもひと手であるところがほとんどです。

 食堂はというと、カレーライスもチャーハン(「やきめし」と呼ばれることが多い)もメニューにあるのだから、カレーやきめしもあってもよさそうなものですが、まずない。

ま、ラーメン屋さんのメインがラーメンであるのと同様、食堂のメインはあえていうならふつうのごはん(白飯)ってことなんですかね(その証拠にごはんには「大めし」「中めし」「小めし」と、ボリュームに関してのみとはいえ、バリエーションがあるわけです)。

となると 中華料理店を/中華料理店で 探すことになるわけですが、ことカレーチャーハン(の有無)については店選びが重要になります。

 ひとことに中華料理店と言っても、高級な店や点心メインの店、四川や北京といった地方に特化した店といろいろあるわけですが、そういうお店はなんならチャーハンすら置いてなかったりするので候補から外します。

 狙いはどころは、フツーの町にある、古くからやってるであろう中華料理店で、壁とか机が赤い(というか朱色?)店です。

 店の前に出前用のカブ(バイク)が駐まってたりする店が規模的にもちょうどいいでしょう(ブログ主調べw)

 メニュー(『菜単』と併記されていない店がベター)に五目チャーハンとかがあるとカレーチャーハンもある確率が高くなります(それでも10軒に1軒あればラッキーってとこですが…)。

 ってなわけで、10年近く外で(店で)カレーチャーハンを食べてないわけです。

 でもって、最後に外でカレーチャーハンを食べたところは、タイ(東南アジア)のとあるビーチリゾートの「海の家」的な店です。

 タイにはもともと「カオパット」という料理;「カオ」は米、「パット」は炒める、つまりまんま「炒飯(チャーハン)」ですな;があり、タイ米がもたらすパラっパラの食感がもうチャーハンとしては最高でして、それまでもタイに行った際にはあちこちで必ずいただいてました。

 しかしカレーチャーハン(「カレーカオパット」?)に出会ったのはその「海の家」が初めてでした。

 メニューには英語(タイのビーチにいるのは日本人も含めほゞ外国人)で “ CURRY FRIED RICE ” と書いてあったと記憶しています。

 味はというと、これが日本で食べたカレーチャーハンと割とおんなじような味付けで、そのうえにタイ米のパラっパラの食感ですから、もうそれまでに食べたカレーチャーハンのなかで最っ高のものでした。

 あとになって思ったのですが、タイには日本で「タイカレー」と呼ばれる「ゲーン」という「料理」がありまして、これはいわゆる印度カレーとはまったく別物なので、上述のカレーチャーハンの「カレー」は、英国風の「カレー粉」を「調味料」として使ったものなのでしょう。


 あ~ぁなんか無性にカレーチャーハンが食べたくなってきたんですけど、どっかにないかなぁ。

 

 

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