今日は元祖ごはんのお供;ふりかけについて。
百科事典では、
ふりかけ
ご飯などにふりかけて食べる粒子あるいは粉末状の食品。ご飯にかけるものとしては、ごま塩、もみ海苔(のり)、削りかつお、でんぶなどが古くから利用されている。しかし、ふりかけが広く一般的になったのは加工食品として商品化されてからのことである。第二次世界大戦前に「是(これ)はうまい」の商品名でかつお節、ごま、海苔を配合したものが出回った。1961年(昭和36)に発売された「のりたま」(卵、海苔、調味料)が流行し、これを契機に数多くのふりかけが子供向けを中心に商品化された。市販のものは袋入りの手軽なものと、手作りに近い佃煮(つくだに)風のものとがある。袋入りのものは魚粉、大豆タンパク、海苔、昆布、ごま、ゆかり、あられ、食塩、うま味調味料などが配合されている。後者の佃煮風のものはでんぶ状のものに海苔、昆布、ごまなどを配合したものが多い。ふりかけはご飯を食べやすくするため、子供や少食の高齢者によく使われる。魚粉やごま、海苔などはカルシウム源になるが、一般的に食塩のとりすぎや、副食の少ない食事になりやすい点が問題である。(日本大百科全書・ニッポニカ)
とあります。
大まかに分けてドライタイプとウェットタイプですね、
ドライタイプは上記記事にもあるように『のりたま』を代表としたその派生で、ウェットタイプで思い浮かぶのは、昔東京の落語家(古今亭志ん朝?)がテレビCMしてた、有田焼の入れモンにはいった高級ふりかけ『錦松梅』(きんしょうばい)ですね。
最近はのりたま派生系にも、「半生」「ソフト」などと呼ばれるウェットタイプが大手各社から発売され、人気があるようです。
市販ふりかけ人気ランキングでは、
1位 丸美屋「のりたま」
2位 大森屋 緑黄野菜ふりかけ
3位 丸美屋 すきやきふりかけ
4位 タナカのふりかけ 旅行の友
5位 永谷園おとなのふりかけ 本かつお
( ていすぴー より )
となっておるようです。
わたし個人的なフェイバリット(順番はつけられません)は、
・『旅行の友』(田中食品)/『瀬戸風味』(三島食品)/『味道楽』(丸美屋)
この3つは結構似ているのですが、あえて分けると、『旅行の友』が小魚メイン(原材料欄に「小魚(さばを含む)」とあり、うち「さば」表記はアレルギー対策と思われますが、その他は何の魚かは不明)、後ろの2つが鰹をメインにフィーチャーしたものです。三島、丸美屋以外の会社からも、「かつおふりかけ」として同様の商品が出されています。
丸美屋からも上記『味道楽』とは別に『本かつお』という商品もあります。「本かつお」って、『味道楽』のは偽かつお?本マグロとビンチョウマグロの差みたいなもんで、鰹の種類が違うんでしょうか。原材料名の欄を見ると、『味道楽』が「胡麻、鰹削り節、…」とあるのに対し、『本かつお』のほうは「鰹削り節、鰹、胡麻、…」とあるので、あるいは両者の差は鰹の量/配合割合の差でしょうか。
それはともかく、上記の青魚カテゴリーのふりかけがふりかけのなかでもいちばん好きなのですが、その中でもNo.1は『旅行の友』です。いずれもあったかいごはんの上にふりかけると、ごはんの湯気(熱と水分)で魚のいい香りが上がってきて、食欲をそそります。
・たらこ ふりかけ(丸美屋ほか)
焼たらこや明太子の例を出すまでもなく、たらこの味はごはんにとても合います。ドライタイプのたらこふりかけでもたらこの風味がしっかりついていてとてもおいしいです。
このたらこ/明太子系のふりかけをパスタにあわせるレシピをよく見かけますが、パスタは自らの味の主張が少ないので、麺類好きでもあるわたし的にはこれも「アリ」ですね。
・『しそわかめ』(井上商店)
これは昔からある、今でいうソフトふりかけですが、ここのは味がメチャクチャうまいんです。このふりかけに限り、ごはんよりもおかいさん(白粥)のほうがよく合います。もぅ、マリアージュw
こうやって見ると、わたしの好みのふりかけは海のモンばっかですね。
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