2016年9月26日月曜日

炊飯器について

 おいしいご飯をいただくには、お米の良し悪しももちろんですが、炊飯方法も重要な要素であることは間違いないでしょう。

 炊飯方法といっても、カマドで炊いていた時代は“♪はじめチョロチョロなかパッパー♪”で知られるような「コツ」があったわけですが、現代は炊飯器まかせなので、どんな炊飯器を使うかによってご飯の味が左右(上下?)します。

私がモノゴコロ付いたとき(1970年代)には、我が家の炊飯器はガス釜でした。

 で炊き上がったご飯を、当時発売されたばかり(?)の電気のジャーで保温していたと記憶しています。

なんせ古い話で記憶が定かでないのですが、電気の保温ジャーを買う前は、ガス釜で保温していた(種火のようなごく小さい炎が釜のマドから見えていた)ような…。

 しばらくして、電気の「炊飯ジャー」なるものが普及するのですが、ウチの母は(現在に至るまで)電気でご飯を炊いたことがありません。

 たまに友人宅や親戚宅で食事をよばれると、ご飯の味が違ったものです(たいがいはベチャっとしたご飯)。

 当然、水加減や米の良し悪しもあるでしょうが、ふとハシリ(台所)を見ると電気炊飯ジャーだったりしたものです。

 結婚してから家人の実家(米屋)で食事をよばれることがあり、ご飯がとてもおいしいので、米屋だけにやっぱりいいお米を使っているのかと訊ねたら、そうでもない(5段階で上から3番目)とのこと。

 で、ハシリを見るとガス釜でした。

 当時はIH炊飯器も普及しており、私の家は家人が嫁入り道具として持ってきた、そう安くはないIH炊飯器だったので、ウチのご飯に不満はありませんでした。

 でも実家のご飯はあきらかにおいしかったのです。

 その時に確信したのですが、やはりガスで(火で)炊いたほうがご飯は美味しく炊けるようです。

 先日我が家の炊飯器(前述の、家人が嫁入り道具として持ってきた、そう安くはないIH・三菱製)が壊れたため、炊飯器を買い換える話になり、いろいろ調べました。

 ネットを見ていると、メジャーどころはYahoo!知恵袋からマイナーなものに至るまで、「どの炊飯器が美味しく炊けるか」や、ガスとIHの比較に始まり、圧力だのスチームだの土鍋だの(これらは掲示板ではなく販売者サイドの広告訴求点ですが)、まぁいろんな情報が溢れています。

 ある情報によると、今市販されている炊飯器で一番美味しく炊けるのは、Rinnai(じかびのたくみ)というガス炊飯器だそうです(誰情報?Wikiなら[要出展]ですが…)。

価格は大阪ガスで8万円強、価格.comでも5万もします。

私個人はガス釜が好きなので、たいへん興味はあったのですが、如何せん我が家はオール電化(> <)。

 保温のこともあり、結局圧力式IHにしました。

 「保温のこと」というのは、私は長時間(6時間以上)保温したご飯のニオイがキライなのです。

 カレーライスや丼、チャーハンにするならともかく、6~10時間保温したものは白ごはんとしてはちょっとキビシいものがあります。

 当然、大手家電メーカー各社はその辺の「お客様の声」も収集済みらしく、最新型の高性能(ていうか付加機能付き)IH炊飯器においては、「いきいき保温」だのなんだのと、保温の性能も上げて来ています。

 IHならどれも炊き上がりはおいしいご飯が炊けますし、生活習慣上保温したご飯を食べる機会も少なくないことも鑑みて、今回の買い替えは保温機能で選ぶことにしました。

 カタログを見るとP社が「スチーム保温」;保温の加熱で飛んでしまったご飯の水分をスチームとして保温中のご飯に戻す、とな。

 ほぉ。で、T社が「真空保温」;保温中の釜の空気を抜いてご飯の酸化/劣化を防ぐ、と。

 前述のように私は保温したご飯の食感ではなくニオイがキライなので、「酸化=ニオイ」ではと(文系のアタマで)考えて、こっちだと思い購入しました。

 結果、炊き上がりはやゝ軟らかい目なのですが、保温しても味が落ちず、気に入っています(^o^)/






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