昨日ふりかけの話で思い出しました。
年代がバレますが、ずいぶんむかし、グリコの『知床しぶき』というふりかけがありました。
『のりたま』のようにバラで袋に入っているのではなく、一食分が個包装になったものが何パックかで紙の箱にパッケージングされてました。
当時桜田淳子がCMしていて、そののち前川清になったと記憶しています(あるいは、前川清はCMソングのみだったかも…。“♪グリコ~ワン~タッチカレー♪”は出演もしてたのは確かですが…)。
個包装になっていたので、お弁当に持っていくとクラスメイトに「チョットくれ」といわれて減つられるので、『知床しぶき』は自宅専用にし、学校に持参するのは丸美屋3色パック(円筒型容器に3種類のふりかけが入っているヤツ・ごましおが余る)にしました。
永谷園などのお茶漬けのもとは当時から一食分の個包装でしたが、ふりかけの個包装は『知床しぶき』が最初だった気がします、知らないですが。
その后弁当用の、個包装のふりかけ(おもに子供向けで、キャラクターがあしらわれたもの)が世に出てくるようになりますが、そのころには『知床しぶき』市場から姿を消してしまいました。
『知床しぶき』の、他のふりかけと異なる最大の特徴は、白身魚のほぐし身が入ってることです。
恥ずかしながらこのほぐし身を当時のわたしはフグだと勝手に思い込んでいて、後にタラ(かなにか)だったと知るのですが、いずれにせよこれと白ゴマ(ともちろんごはん)の相性がよく、一番好きなふりかけでした。
ただ、材料費なのか包装費なのか、他のふりかけよりも価格が高かったために、そう頻繁に食せるものでもなかったと記憶しております。
だからこそなおさらかもしれませんが、『知床しぶき』がなくなってからしばらくして、この白身魚のほぐし身が入ったふりかけが食べたくなり、ほうぼう探したものです。
いまでこそネット通販とかありますが、むかしは店頭で探すしかなく、スーパーのみならず旅館の売店や高速道路のサービスエリアの売店まで物色し(といってもわざわざ行くのではなくついでにですが…)、見つけたら買うという具合で、2~3年に一度手に入るかどうかという感じで約20~30年来ちゃってるわけです。
『知床しぶき』の記憶も薄れかけた時に、ようやくです。
パッケージに「ほぐし身・100%・たら」と書かれてあります(フグは入ってませんw)。
原材料欄を見ると、ちゃんと胡麻も入っており、昆布も入っています。
昆布…。あっ、今思いましたが、北海道の名産品=タラ/昆布がメインで入ってるから『「知床」しぶき』とネーミングされたのではないでしょうか…。
知床が北海道のどの辺なのか定かではありませんが…。まっ関西人(江崎グリコも大阪の会社)の感覚じゃ、北海道のイメージってこんな程度じゃないかと…。
『知床しぶき』にはお茶漬けもありましたが、これもふりかけ同様、しばらくして消えてしまいました。
こちらの“ 代替 ”商品のほうは比較的すぐに見つけることができました。
というのも、上で述べたように、わたしは『知床しぶき』の白身魚のほぐし身を長らくフグ(もしくはハゲ;関西ではカワハギのことをハゲと謂います)だと思っていましたから、旅行先の旅館や高速道路のサービスエリアの売店、お土産物屋さんなどで、「ふぐ茶漬け」なるものがまれに販売されているからです。
で、見つけては買い、見つけては買いしていましたが、その后旅行に行く機会も減ったり、また、行ってもなかなか見つからなかったりで、しばらくはふぐ茶漬けからは遠のいていました。
ところが比較的最近になって、スーパーでふぐ茶漬けが販売されるようになりました。よく見るとわたしのフェイヴァリットふりかけであるしそわかめとおんなじ萩の井上商店製です。
ちょっと高め(4食で400円ぐらい)ではありますが、ときどき買っては食べています。
別にフグじゃなくてタラでいいので、もう少し安く、くらこんあたりが出してくれないかなぁ。
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