〆(しめ)のご飯というと、鍋のあとのおじや(雑炊)やお酒を飲んだあとに食べるお茶漬けやラーメンのことですが、今日の話はそれとはチョット違います。
私はご飯好きのくせに、「おかず」になりにくい献立のときは食事の最后に白ごはんが残ってしまうんです。
おかずをアテ(肴)に晩酌を喫する夕食時は特にその傾向が強いです。
で、残った白ごはんをいたゞく可く、冷蔵庫をあさって「ごはんのおとも」がないか見てみます。
なければ今度は食品庫を物色し、ふりかけか「お茶漬けのもと」、(乾いているほうの)塩昆布で残りのご飯をかたづけます。
根がご飯好きですから、興が乗ってきて(というか食い意地が張ってきて)白ご飯をお替りすることもあります。
「こともあります。」と言いましたが、お替りすることのほうがむしろ多いです。
食事を用意した家人にしてみれば甚だ気の悪い話ですが、おかずはおいしくいたゞいていますし、やっぱりお米が好きなのでどうしてもそういう食事スタイルになってしまいます。
上記に例外があります。
つまり、ごはんのおかずになりにくい献立の日でありながら、残った白ごはんを「ごはんのおとも」で食べることがない日、というのがあります。
実はこれが今日の(やっと)本題なのですが、それはクリームシチューの日なのです。
私のクリームシチューの食べ方なのですが、まずは具(ニンジン・ジャガイモ・タマネギそれと肉)をそれだけで食べます。
そのうち肉だけは白ごはんといっしょに食べますが、野菜の具で白ごはんは食べにくい(おかずになりにくい)ので、具だけを食べます。
するとシチューの汁(ルー?/シチュー?)が器に残ります。
ここで(鍋にではなく)器にごはん投入。
ここからはわたしの大好きな「クリームシチューライス」です。
カレーライスのようにクリームシチューにごはん(ライスというべきか)を絡めてスプーンで食べます。
途中でルー/汁が足らなくなればルーを足し、するとまたごはんが足りなくなってごはんを足す。
カレーライスの時とまったくいっしょですわw
で2杯目(?)ぐらいでパルメザンチーズを掛けます。
チーズが汁を吸うので汁気がなくなってリゾットみたいになります。
そして粗挽き黒胡椒を掛けて食べると、1杯目とはまた風味が変わってチョー旨い!
と、いつもこのように食べるのですが、クリームシチュー(のルー?)があまりにもご飯に合うので、最初っから市販のルーを使って米でリゾットを作っても美味いんじゃないかと思います。
そう思ってネットで調べたら、やはりありました。
有名な某レシピサイトだけでもあるわあるわ、「クリームシチューの〓残り〓を使ったリゾット」が12個、「市販の素(ルー)を用いて最初からリゾットを作る」のが29個。
でももっと多かったのは、クリームシチューの素/残りを使ったドリア。
これが3ケタ、星の数ほどありました。
そらそうかと思いますが、でもうれしかったのは、クリームシチューにご飯を合わすことが、というか、ああいう味の米料理が日本で立派に市民権を得てるってことです。
というのは、上記で述べたわたしのクリームシチューの食べ方は、自分自身でも「邪道ではないか」という危惧を少なからず持っていたからです。
イタリア人もリゾットを食べるワケで、そちらでは料理として確固たる地位にあるんですが、日本でも、「クリームシチューライス」はもはやカレーライス並みに(と言えば言い過ぎかもしれませんが)料理として確立してると言っていい(?)ので、これからは遠慮せずに〆のご飯(ていうかわたし的にはメイン)として楽しみたいと思います。
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