土鍋で炊くとホントにおいしい!?
ってタイトルに、誇大広告や煽り見出しでよく見る「!?」を使ってしまいました。
「ホントに」はおいしさを強調する副詞ではなく、おいしく炊けるのが本当かどうかってことです。
いろんなトコでいろんな人が「土鍋で炊くとごはんがおいしい/ぜんぜんちがう」というのを見聞します。
(飲食店の紹介記事など)中には広告がらみのものも当然含まれますが、にしてもあまりにも多くの人が口をそろえてそう云い、もはや日本人の常識/共通認識みたいになってるやに感じます。
となるとアマノジャクなわたしはチョット疑問に思ってしまうんです。
今回のタイトル「土鍋で炊くとホントにおいしい!?」を「!?」もちゃんと付けて検索してみました。
やはり検索結果の殆んどのページが、「最初は半信半疑でやってみると炊飯器とくらべものにならないホドおいしい」というものでした。
土鍋ならではの「おこげ」も歓迎されています。
いくつか探して、1件だけ土鍋否定派がありました!(なぜかチョット嬉しい…)
(引用はじめ)
土鍋でごはんを炊くと本当においしいのか
「土鍋だとごはんがおいしく炊ける」と言われてますね。
家電販売員やっていた時もお客様からそんな話をよく聞いてました。
それは本当なのか都市伝説なのか
常々疑問に思っていたので、実際に土鍋で炊いてみました。
今回使った土鍋です。
上蓋が二重になっていて、一番上のふたは茶碗になります。
コチラの土鍋は1合炊きなのでコンパクトサイズ。
中にはレシピブックも入っていたので、その通りに白米を炊いてみます。
★材料
白米:1合(180ml)
水:210ml
①白米を洗ってざるにあげて、水を切ったらボールに米と水を入れて30分以上浸す(と書いてたが、1時間浸しました)
②土鍋に①を入れて二重ぶたをして、弱めの中火で13分程度加熱。
③加熱後、そのまま15分程度蒸らし、しゃもじ等で混ぜます。
その通りに炊いたご飯、底面をひっくり返すとおこげというか・・・焦げてます。
本来は底面からすくってかき混ぜるのですが、香ばしいというか、焦げのにおいが全体に蔓延しそうなので焦げてない部分だけよそってみました。
ごはん粒の輪郭がしっかりしていて、ツヤも出ています。
見た目は理想的なごはん、味はというと
・・・う〜ん、圧力タイプのごはんを食べなれてるせいかもちもち感は控えめ、香ばしい香りが勝ってて、甘みが感じない。
香ばしいといっても、焦げた感じの風味です。
そして、”おこげ”部分のごはん。
”おこげ”と呼んでいいのかわからないクオリティ(^^;
好きな人は好きなのかもしれませんが、〇加せんべい並の硬さ(最近は柔らかいですが・・・)
味は”お焦げ”です。
1合炊きなので、白ごはんとこの”おこげ”部分が半々で炊き上がりました。
そんでもって、結果。
炊飯器のほうがおいしい!
◎あくまでも個人の意見です
多分、土鍋ごはんもおいしいんだろうけど、それは火加減を調節するタイミングとか土鍋を使いこなす努力と経験が必要なのだと思います。
修行をすれば土鍋でおいしいご飯が炊けるのだと思いますが・・・
炊飯器は浸しから蒸らしまで管理してくれるので素人でもそれなりにおいしいご飯が炊けるし┐(´д`)┌
別の日に「くりごはん」を炊いてみました。
見た目はチョーうまそうなのですが、底の焦げ具合がもう悲惨な状態。
焦げをそぎ落とす手間を考えるのなら炊飯器のお手入れ部品の数なんて全然問題ない
┐(´д`)┌
と思ったのでありました。
(引用おわり)
「家電販売員をやっていた」とあり、数少ない電気炊飯器側の意見かもしれませんが、「やっていた」と過去形で今は違うので、少なくとも利害関係はなく、「実験」の結果は公正なものと思われます。
共稼ぎの我が家のライフスタイルを考慮し、保温することも重視して考えると(最新型の多機能かつ高性能の)電気炊飯器に軍配が上がるようです(個人的には)。
「火」でおいしく炊いて、「電気」でおいしく保温。そんないいとこドリのものはないかと思ったらありました。Rinnaiリンナイの『直火匠』。価格もなかなかで、実勢価格で5万ぐらい。まぁ高いけどその値打ちはあるんじゃないかと思います(あっ、ウチはオール電化やったぁ~)。