2016年9月21日水曜日

咖喱炒飯(カレーチャーハン)

 カレー炒飯(チャーハン)/カレーやきめしというものが、わたしのメチャ好きなメニューのひとつではあるんですが、これが意外にどこにでもあるモンじゃないんです。

 尤もウチで作れば簡単で、ふつうのチャーハンにカレー粉を入れるか、『ドライカレーの素』のような『素』が市販されてますから、それを使えば作り方も書かれてあるんで、そこそこのモノはできるんです。

 じゃなくて、外でプロが作ったものを食べようとすると、これがなかなかない。

 あたりまえのことですが、「カレーチャーハン」はカレーかチャーハンかといえばチャーハンなので、探す場合は「カレー」ではなく「チャーハン」がメニューにある店を中心に探します。

 となれば、中華料理店かラーメン屋さん、あるいは昔ながらの大衆食堂のようなところになるのですが、ラーメン屋さんはあくまでもラーメンがメインで、チャーハンはあってもひと手であるところがほとんどです。

 食堂はというと、カレーライスもチャーハン(「やきめし」と呼ばれることが多い)もメニューにあるのだから、カレーやきめしもあってもよさそうなものですが、まずない。

ま、ラーメン屋さんのメインがラーメンであるのと同様、食堂のメインはあえていうならふつうのごはん(白飯)ってことなんですかね(その証拠にごはんには「大めし」「中めし」「小めし」と、ボリュームに関してのみとはいえ、バリエーションがあるわけです)。

となると 中華料理店を/中華料理店で 探すことになるわけですが、ことカレーチャーハン(の有無)については店選びが重要になります。

 ひとことに中華料理店と言っても、高級な店や点心メインの店、四川や北京といった地方に特化した店といろいろあるわけですが、そういうお店はなんならチャーハンすら置いてなかったりするので候補から外します。

 狙いはどころは、フツーの町にある、古くからやってるであろう中華料理店で、壁とか机が赤い(というか朱色?)店です。

 店の前に出前用のカブ(バイク)が駐まってたりする店が規模的にもちょうどいいでしょう(ブログ主調べw)

 メニュー(『菜単』と併記されていない店がベター)に五目チャーハンとかがあるとカレーチャーハンもある確率が高くなります(それでも10軒に1軒あればラッキーってとこですが…)。

 ってなわけで、10年近く外で(店で)カレーチャーハンを食べてないわけです。

 でもって、最後に外でカレーチャーハンを食べたところは、タイ(東南アジア)のとあるビーチリゾートの「海の家」的な店です。

 タイにはもともと「カオパット」という料理;「カオ」は米、「パット」は炒める、つまりまんま「炒飯(チャーハン)」ですな;があり、タイ米がもたらすパラっパラの食感がもうチャーハンとしては最高でして、それまでもタイに行った際にはあちこちで必ずいただいてました。

 しかしカレーチャーハン(「カレーカオパット」?)に出会ったのはその「海の家」が初めてでした。

 メニューには英語(タイのビーチにいるのは日本人も含めほゞ外国人)で “ CURRY FRIED RICE ” と書いてあったと記憶しています。

 味はというと、これが日本で食べたカレーチャーハンと割とおんなじような味付けで、そのうえにタイ米のパラっパラの食感ですから、もうそれまでに食べたカレーチャーハンのなかで最っ高のものでした。

 あとになって思ったのですが、タイには日本で「タイカレー」と呼ばれる「ゲーン」という「料理」がありまして、これはいわゆる印度カレーとはまったく別物なので、上述のカレーチャーハンの「カレー」は、英国風の「カレー粉」を「調味料」として使ったものなのでしょう。


 あ~ぁなんか無性にカレーチャーハンが食べたくなってきたんですけど、どっかにないかなぁ。

 

 

2016年9月18日日曜日

田植え


わたしはお米が大好きということもあり、その関係で稲作にも以前から(小学校の社会科の授業で学んで以来)大変興味を持っておりました。

 15~16年前になるでしょうか、当時の勤め先の先輩が自宅で米をチョットだけ作っていて今度の日曜日に田植えをするということを聞き、手伝うから見せて欲しいとお願いしました。

 当日はあいにく雨天ではありましたが、田植えには問題ないとのことで、郊外の先輩の自宅まで行ってきました。

 郊外といっても近くの国道沿いにはいろんな店があり、かなり開けている感じでしたが、先輩の手書き地図を頼りに一般道に入るともう「どこの田舎か」という印象の風景に変わります。

住所の番地も4ケタで番地表記もなにもありませんから、市販の地図だけではとても一人で行けないところでした。

 少し丘(山?)を上がったところに先輩宅があり、彼はもう作業着にゴム長靴といったいでたちでわたしの到着を待ってくれていました。

 さっそく近くの田んぼに行きました。

 それまでわたしの「水田」のイメージは、高速道路や電車の車窓から見える平地に四角く区切って整備されたものでしたが、先輩の田んぼは山あいだったこともあり、目のような形の地形でした。

 ちょうど「棚田」の1枚だけが曲線の道路沿いにある感じというとイメージが伝わりますでしょうか。

 狭く見えたその田んぼの広さは「1タン」とのこと。

 「一反もめん」の一反ですかと聞くと、それは長さの単位の「反」で、こっちは広さの単位の「反」で300坪(≒1,000平米)。これが稲作における面積の基本(最小)の単位だそうです。

 狭く見えるのに300坪もあるんですね。

 300坪と聞くと建売一戸建てが10軒ばかり建つわけで、かなりの広さです。

 で、この1反でどのくらいの量のお米が穫れるのかと聞くと「8ヒョウぐらいかなぁ」 … また出た、知らん単位が。

 「ョウ」とは「俵(たわら)」という字を書き、60㎏をあらわすのだそう。

 8俵(ひょう)といえば480kgで、我が家で月にだいたい10kgぐらい食べますから、4年分あるわけです。

 てなことをすでに水が張られてある田んぼを見ながら考えていると、先輩が苗を用意してこられました。

 聞くと苗は自前ではなく農協で買うのだとかで、四角いシートに苗がギッシリ詰まっており、プラスチックの箱(カセットというのだそうです)に入っていました。

 田植えは手でおこなうと勝手に想像していましたが、田植え機を使うとのことで(そらそうか…)、小さい田植え機が倉庫から出されて来ました。

 田植え機は、これまた「イセキのさなえ」などの農機のCMで見た乗用タイプではなく、手押し車というか(荷物を運ぶほうの)1輪車というかみたいな感じで、(古いタイプの)バイクのようなハンドルがついています。

 この小さな田植え機ですら、村(集落)の組合の共用品だそうです。

 なので田植えや稲刈りなどの農機の要る農作業は、組合員同士でスケジュールを決めておこなうそうです。

 さっそく先輩が田んぼに田植え機を入れ、端から順に植えていきます。

 で突き当たりでU-ターンして戻ってきます。

 田植え機が動いているところを近くでじっくり見るのは当然初めてでしたが、外の大きな(移動用の)車輪に挟まれて中に小さな円盤が車輪のようにいくつもあり、円盤1枚あたり(12時、4時、8時の位置に)3ヶ所に爪が付いています。

 爪は「人差し指と中指を2本合わせて立てて少し曲げ、他の指は握った状態の手」のような形になっていて、その2本の指の間で苗を挟んで円盤が回転するのにあわせて苗を植える、という動きをします。

 わたしの拙い表現でどこまでお伝えすることができるのか、甚だ心許ないところではありますが、田植え機の良く考えられた仕組み・動きは、見ていて感心するばかりです。

 5往復ぐらいしたらひととおり植え終わりました。

 あとは田植え機の入らない端っこに、余った苗を手で植えていきます(結局手伝ったのはココだけでしたが…)。


いずれにせよ、とても楽しい体験だったことは間違いありません。








 
MMXVI

2016年9月17日土曜日

知床しぶき(懐)


昨日ふりかけの話で思い出しました。

年代がバレますが、ずいぶんむかし、グリコの『知床しぶき』というふりかけがありました。

 『のりたま』のようにバラで袋に入っているのではなく、一食分が個包装になったものが何パックかで紙の箱にパッケージングされてました。

 当時桜田淳子がCMしていて、そののち前川清になったと記憶しています(あるいは、前川清はCMソングのみだったかも…。“♪グリコ~ワン~タッチカレー♪”は出演もしてたのは確かですが…)。

 個包装になっていたので、お弁当に持っていくとクラスメイトに「チョットくれ」といわれて減つられるので、『知床しぶき』は自宅専用にし、学校に持参するのは丸美屋3色パック(円筒型容器に3種類のふりかけが入っているヤツ・ごましおが余る)にしました。

 永谷園などのお茶漬けのもとは当時から一食分の個包装でしたが、ふりかけの個包装は『知床しぶき』が最初だった気がします、知らないですが。

その后弁当用の、個包装のふりかけ(おもに子供向けで、キャラクターがあしらわれたもの)が世に出てくるようになりますが、そのころには『知床しぶき』市場から姿を消してしまいました。

『知床しぶき』の、他のふりかけと異なる最大の特徴は、白身魚のほぐし身が入ってることです。

 恥ずかしながらこのほぐし身を当時のわたしはフグだと勝手に思い込んでいて、後にタラ(かなにか)だったと知るのですが、いずれにせよこれと白ゴマ(ともちろんごはん)の相性がよく、一番好きなふりかけでした。

 ただ、材料費なのか包装費なのか、他のふりかけよりも価格が高かったために、そう頻繁に食せるものでもなかったと記憶しております。

 だからこそなおさらかもしれませんが、『知床しぶき』がなくなってからしばらくして、この白身魚のほぐし身が入ったふりかけが食べたくなり、ほうぼう探したものです。

 いまでこそネット通販とかありますが、むかしは店頭で探すしかなく、スーパーのみならず旅館の売店や高速道路のサービスエリアの売店まで物色し(といってもわざわざ行くのではなくついでにですが…)、見つけたら買うという具合で、2~3年に一度手に入るかどうかという感じで約20~30年来ちゃってるわけです。

 『知床しぶき』の記憶も薄れかけた時に、ようやくです。

 くらこんという昆布メインの会社が出しているおさかなさんふりかけ たらという商品を見つけました。

 パッケージに「ほぐし身・100%・たら」と書かれてあります(フグは入ってませんw)。

 原材料欄を見ると、ちゃんと胡麻も入っており、昆布も入っています。

 昆布…。あっ、今思いましたが、北海道の名産品=タラ/昆布がメインで入ってるから『「知床」しぶき』とネーミングされたのではないでしょうか…。

 知床が北海道のどの辺なのか定かではありませんが…。まっ関西人(江崎グリコも大阪の会社)の感覚じゃ、北海道のイメージってこんな程度じゃないかと…。

『知床しぶき』にはお茶漬けもありましたが、これもふりかけ同様、しばらくして消えてしまいました。

 こちらの“ 代替 ”商品のほうは比較的すぐに見つけることができました。

 というのも、上で述べたように、わたしは『知床しぶき』の白身魚のほぐし身を長らくフグ(もしくはハゲ;関西ではカワハギのことをハゲと謂います)だと思っていましたから、旅行先の旅館や高速道路のサービスエリアの売店、お土産物屋さんなどで、「ふぐ茶漬け」なるものがまれに販売されているからです。

 で、見つけては買い、見つけては買いしていましたが、その后旅行に行く機会も減ったり、また、行ってもなかなか見つからなかったりで、しばらくはふぐ茶漬けからは遠のいていました。

 ところが比較的最近になって、スーパーでふぐ茶漬けが販売されるようになりました。よく見るとわたしのフェイヴァリットふりかけであるしそわかめとおんなじ萩の井上商店製です。

 ちょっと高め(4食で400円ぐらい)ではありますが、ときどき買っては食べています。


 別にフグじゃなくてタラでいいので、もう少し安く、くらこんあたりが出してくれないかなぁ。

2016年9月16日金曜日

ふりかけ考

    
今日は元祖ごはんのお供;ふりかけについて。

百科事典では、
ふりかけ
ご飯などにふりかけて食べる粒子あるいは粉末状の食品。ご飯にかけるものとしては、ごま塩、もみ海苔(のり)、削りかつお、でんぶなどが古くから利用されている。しかし、ふりかけが広く一般的になったのは加工食品として商品化されてからのことである。第二次世界大戦前に「是(これ)はうまい」の商品名でかつお節、ごま、海苔を配合したものが出回った。1961年(昭和36)に発売された「のりたま」(卵、海苔、調味料)が流行し、これを契機に数多くのふりかけが子供向けを中心に商品化された。市販のものは袋入りの手軽なものと、手作りに近い佃煮(つくだに)風のものとがある。袋入りのものは魚粉、大豆タンパク、海苔、昆布、ごま、ゆかり、あられ、食塩、うま味調味料などが配合されている。後者の佃煮風のものはでんぶ状のものに海苔、昆布、ごまなどを配合したものが多い。ふりかけはご飯を食べやすくするため、子供や少食の高齢者によく使われる。魚粉やごま、海苔などはカルシウム源になるが、一般的に食塩のとりすぎや、副食の少ない食事になりやすい点が問題である。(日本大百科全書・ニッポニカ)
とあります。

大まかに分けてドライタイプとウェットタイプですね、

ドライタイプは上記記事にもあるように『のりたま』を代表としたその派生で、ウェットタイプで思い浮かぶのは、昔東京の落語家(古今亭志ん朝?)がテレビCMしてた、有田焼の入れモンにはいった高級ふりかけ『錦松梅』(きんしょうばい)ですね。

最近はのりたま派生系にも、「半生」「ソフト」などと呼ばれるウェットタイプが大手各社から発売され、人気があるようです。

 市販ふりかけ人気ランキングでは、
1位 丸美屋「のりたま」
2位 大森屋 緑黄野菜ふりかけ
3位 丸美屋 すきやきふりかけ
4位 タナカのふりかけ 旅行の友
5位 永谷園おとなのふりかけ 本かつお
                     ていすぴー より
  となっておるようです。


 わたし個人的なフェイバリット(順番はつけられません)は、

・『旅行の友』(田中食品)/『瀬戸風味』(三島食品)/『味道楽』(丸美屋)
この3つは結構似ているのですが、あえて分けると、『旅行の友』が小魚メイン(原材料欄に「小魚(さばを含む)」とあり、うち「さば」表記はアレルギー対策と思われますが、その他は何の魚かは不明)、後ろの2つが鰹をメインにフィーチャーしたものです。三島、丸美屋以外の会社からも、「かつおふりかけ」として同様の商品が出されています。
丸美屋からも上記『味道楽』とは別に『本かつお』という商品もあります。「本かつお」って、『味道楽』のは偽かつお?本マグロとビンチョウマグロの差みたいなもんで、鰹の種類が違うんでしょうか。原材料名の欄を見ると、『味道楽』が「胡麻、鰹削り節、…」とあるのに対し、『本かつお』のほうは「鰹削り節、鰹、胡麻、…」とあるので、あるいは両者の差は鰹の量/配合割合の差でしょうか。
それはともかく、上記の青魚カテゴリーのふりかけがふりかけのなかでもいちばん好きなのですが、その中でもNo.1は『旅行の友』です。いずれもあったかいごはんの上にふりかけると、ごはんの湯気(熱と水分)で魚のいい香りが上がってきて、食欲をそそります。

・たらこ ふりかけ(丸美屋ほか)
 焼たらこや明太子の例を出すまでもなく、たらこの味はごはんにとても合います。ドライタイプのたらこふりかけでもたらこの風味がしっかりついていてとてもおいしいです。
このたらこ/明太子系のふりかけをパスタにあわせるレシピをよく見かけますが、パスタは自らの味の主張が少ないので、麺類好きでもあるわたし的にはこれも「アリ」ですね。

・『しそわかめ』(井上商店)
 これは昔からある、今でいうソフトふりかけですが、ここのは味がメチャクチャうまいんです。このふりかけに限り、ごはんよりもおかいさん(白粥)のほうがよく合います。もぅ、マリアージュw


 こうやって見ると、わたしの好みのふりかけは海のモンばっかですね。

2016年9月15日木曜日

「 米 」が入ってる漢字あれこれ

 今回は少しアカデミックに、「 米 」を使った字について。

 「 米 」という字は八十八の手間がかかって・・・ってよく謂われますが、「 米 」がパーツ(部首だけじゃなくて)に入ってる漢字をあつめてみました。

・「 糧 」;かて。食糧。・・・これはなんとなく分かりますね。米がたくさん蓄えられているかんじです。「食糧危機」とは量が足りないってことですね。「 粮 」という字もあり、中国ではこちらを使うようです。

・「 粥 」;かゆ。・・・これも分かります。病気などで弱ったときにおかいさんを食べますし、逆にかたいご飯を「強い(こわい)」っていいますから、やわらかい=弱いってことになるのでしょうか。

・「 粟 」「 粱 」;あわ。・・・米ではないのですが穀物=米の亜種ということでしょうか。単漢字ではないですが、中国ではトウモロコシを「玉米」と書きます。

・「 粢 」;しとぎ。・・・キビのことらしいです。十六穀米とかにはアワやヒエ(稗)、キビ(「 黍 」とも書く)が入ってますね。

・「 粉 」;こな。・・・米をさらに細かく「分ける」んですね。

・「 粒 」;つぶ。・・・どうして「 立 」の字を使うんでしょうか。

・「 糊 」;のり。・・・むかし祖母が封筒の封をするのにご飯粒を使っていました。スティックのりやスプレーのりが出る前は、工作用や洗濯用ののりは米が原料だったのですね(今でも?)。

・「 粘 」;ねばり。・・・コシヒカリなどのおいしいお米は「おネバ」が決め手です。

・「 糖 」;トウ、あめ。・・・お米のデンプンはブドウ糖になり、日々の我々のエネルギー源になります。だけでなく、おいしいお米はご飯そのものに甘みがあります。オカズ要らんってヤツですね。

・「 糯 」;もちごめ。・・・「 餅 」の字に「 米 」が入ってないのが逆にフシギ。

・「 粳 」;うるち。・・・モチ米じゃないふつうの米ですね。「 粫 」という「 糯 」に似たややこしい字も。

・「 粕 」;酒のしぼりカスってことです。「 糟 」という字も。

・「 糀 」「 麹 」;こうじ。・・・この辺は酒(日本酒)関係です。

・「 糠 」;ぬか。・・・「 粐 」とも。精米(玄米を白米に)するときの副産物ですが、今人気のこめ油の原料ですね。油を絞った絞りカスは、キノコなどの栽培ベースになるそうです。いやぁ米はワラ(燃料や肥料になる)といいモミガラ(固めて燃料に)といい、捨てるところが無いですね。稲作は日本のすばらしい伝統的農耕文化です。農業をagricultureといいますが、まさにculture(文化)ですわ。

・「 籾 」;もみ。・・・イネの実ですね。モミすり(モミを玄米にする)で出たモミガラの意もあります。

・「 粃 」;しいな。・・・&ザ・ロケッツ(ご冥福をお祈りします…)ではなく、「殻ばかりで実がないもみ。名ばかりで中身のないもの。」(by『漢字辞典』)ですって。誰かみたい(毒)。

・「 粲 」;めし。しらげよね(白米のこと)。精げ(しらげ)って米を精米=搗精(とうせい)することだそうです。

・「 糲 」;くろごめ。・・・玄米。

・「 糒 」;ほしいい。・・・乾燥させたご飯。水を注げば冷やごはんになります。戻すのはお湯でなくてもいいので、スーパーの米売り場ではなく、「アルファ米」という名でホームセンターの防災用品・キャンプ用品売り場にあります。『伊勢物語』の中では「乾飯」(かれいい)という名で登場します。古くからの携帯食ですね。

・「 糅 」;まじる(雑穀の混じった米)。・・・今でいう「五穀米」や「十六穀米」ですね。今は美容と健康のために敢えて米よりも高い雑穀を混ぜてあるんですが、昔は米が貴重なものゆえ、貧しい人が粗末な雑穀で米を「割って」たんですかね、知りませんが。

・「 粽 」;ちまき。・・・中華街か台湾でこの字を見たことがあります。

・「 糞 」・・・もと米…って、スイマセン、汚い話で。

・「 糴 」;かいよね(買い入れた米や穀物)、「 糶 」;うりよね(売り出す米や穀物)。・・・これはアレですね、大阪の堂島に米相場があった頃の金融用語ですね。「淀屋橋」の「淀屋」って米問屋だったそうですが、今で謂うと証券会社的な感じでしょうか。江戸時代は米は金融商品だったんですなぁ。

・「 籵 」;デカメートル(十メートル)、「 粨 」;ヘクトメートル(百メートル)、「 粁 」;キロメートル、「 粍 」;ミリメートル、「 糎 」;センチメートル、「 粉 」;デシメートル(10cm)、「 粋 」;九十メートル、・・・あ、最後のはウソです。
 これらは、アメリカのことを「米国」というのとおんなじで、「メ」の音の当て字で、米とは関係なさそうです。

 あれ、「 粉 」が2回出てる・・・

<番外編>
・「 ※ 」;こめじるし・・・いやぁ日本はやっぱりお米の国ですよね。米(米俵を積んだのを横から見たところ?)をあらわすマークがあって、しかもそれが使われる殆んどの場合は米に関係ないことですよね。
「 [注1.] 」みたいな感じで、脚注をつけるときとか、
「※個人の感想です。」などと注意を促すマークに使われたりとか。
外国(特に米を主食としない欧米とか)では、そういう場合何を使うんでしょうか。
「◎」とか「☆」とかですかね。
 あるいは「*」(アスタリスク)や「#」(シャープ?/いげた?)でしょうか。
 日本(わたしのまわりだけ?)では、圧倒的多数の人が、電話機などの「*」も「こめ」って云いますね。

2016年9月14日水曜日

お茶漬け

 今日はお茶漬けの話。

 あくまでもわたし個人の嗜好としてですが、夕食時に、オカズになる(ご飯のおとも・ご飯といっしょに食べるとおいしい)おかず(メニュー/献立)と、そうではないおかずがあります。

 ウチの家人などはお刺身でご飯を食べるのが好きなのですが、わたしにとってお刺身は酒のアテです。

 で、そういう献立が夕餉の食卓に上がったときには、白ごはんが残ってしまします。

 そんなときには、料理してくれた家人に悪いかなと思いながらも、冷蔵庫の中を物色して、漬け物などがないか探します。

 あればそれをオカズに残りのご飯を食べますが、なければ今度は食品庫(常温)の中から「お茶漬けのもと」や塩こぶ(乾いている方)を出してきてお茶漬けにします。

 少し食べたりないなぁというときには、お茶漬けをお替りします。

 お茶漬けで〆ると、お茶碗にごはん粒がこびりつかないので、あとかたづけ(食器洗い)もラクですよね(お茶碗限定ですけど)。

 居酒屋でも〆はお茶漬けをメニューに載せている店が多いです。

「ご飯もの」の時にもふれましたが、そう、お茶漬けはれっきとした「料理」なんですね。

『ウィキペディアWikipedia』(日本語版)にも、
『茶漬け』「茶漬け(ちゃづけ)とは、主に米飯に茶をかけた料理のこと。」
と、ちゃんと「料理」として1行目に書かれてあります。

 京都や奈良にはお茶漬けそのものを食べさせる専門(?)の飲食店もあります。

 ま、奈良は「茶粥」のほうが有名ですけど。

 「京都」「茶漬け」という2つのキーワードがならぶと、上方落語好きのわたしは桂米朝さんの『京の茶漬け』を連想してしまいます。


『京の茶漬け』

京の茶漬け(きょうのちゃづけ)は、上方落語の演目の一つ。京の茶漬とも表記する。

原話は、1775年(安永4年)に出版された笑話本『一のもり』の一編「あいづ」]。同種の笑話は、十返舎一九の『江戸前噺鰻』(1808年/文化5年)に「茶漬」の題でみられる。古くから同演題で演じられたとみられ、天保年間から残る大坂の寄席の根多帳に『京の茶漬』の記載があるという。

短く軽いネタで、3代目桂米朝、3代目桂文我など多くの演者が高座にかけている。
あらすじ
演者はまず、京都特有の「何もおへん(=ない)のどすけど、ちょっとお茶漬けでもどうどす?」という、来客の帰宅を暗にうながす挨拶について触れる。

ある物好きな浪花者の男が、「いっぺん、この茶漬けを食(く)てこましたいな」と考え、京都の知人宅をたずねる。知人の妻が応対し、知人は留守であることを男に告げる。男が「待たしていただけまへんやろか」と訊くと、知人の妻は「どうぞ、おざぶ(=座布団)お当ておくれやす」と言って、男を座敷に招き入れる。男と知人の妻が、世間話をしながら時を過ごしているうち、食べ物の話となる。男が鯛の刺身と酒の話をしながら、ゆっくりとキセルをふかすので、知人の妻は男のたくらみをなんとなく察する。

そのうち、昼時となる。男が「この辺に食べるモン注(い)うて、とれる店はおまへんやろか」と知人の妻に聞くが、知人の妻は「この辺、何にもあらしまへんのン」と答える。男は「左様(さよ)か。えらいどうもお邪魔をいたしました、ほんなら……」と帰るそぶりを見せる。知人の妻は、思わず「まあ、せっかくのお越しでしたのに……何もおへんのどすけど、ちょっとお茶漬けでも」と口走ってしまう。

男は履きかけた履物を脱いで取って返しながら「左様か、えらいすんまへんなあ」と言いつつ座敷に戻り、座りなおす。知人の妻は「ここで追い返したりしたら京者の恥」と考え、台所に入り、飯櫃の中にわずかに残った冷や飯をかき集めてよそい、漬物を添えて男の前に出す。男はお世辞を言いながら、茶漬けと漬物をゆっくりと食べる。「さすが、宇治が近いだけあって、ええお茶使ってまンな。お漬物も……うん、うまい! さすが、漬物は京都でやすなあ」

茶漬けを平らげた男は、もう1杯欲しくなり、茶碗を知人の妻の前に差し出してみるが、知人の妻はそっぽを向き、サインに気づかないふりをしている。男はごまかすために、茶碗をほめてみせる。「ええお茶碗ですなあ。清水焼ですかいな。5つほど買(こ)うて、大阪に持って帰りたい。どこでお買いになりました?」それを聞いた知人の妻は飯櫃のふたを取り、飯が残っていない様子が見えるように男の前に突き出し、

「このおひつと一緒に、近所の荒物屋で」
 ※
 (上記※~※;『ウィキペディアWikipedia』(日本語版)より)

まぁ、噺のメインはお茶漬けそのものにあらず、本音とタテマエを使い分ける京都人をちょっと皮肉ったところにあるのですが・・・。

2016年9月13日火曜日

外食のコスパ

 北陸の小松で、家人とふたりで昼食を摂ろうと思ったのですが、近くに適当な店がありません。

 小松といえば空港があるので、空港のターミナルならなにかあるのではないかと思い空港に行ってみました。

 ターミナルビルはちょっとしたショッピングモールさながらで、その規模に圧倒されました。

 ここならちょっとした飲食店もあるだろうと、飲食店が集まるフロア(エリア?)に行ってみました。

 本格的なレストランなど、結構良さそうな店がたくさんあるなかで、一軒のお蕎麦やさんに目が留まりました。

 「北陸と言えば蕎麦」のイメージ(←以前旅行先でいただいた越前そばがとてもおいしかった記憶があったので・・・。あ、越前は福井県でした。まぁ、となりの県ならおんなじレベルが期待できるか)があったこともあり、また、ショーケース(? - 店頭のガラスケースのなかにロウでこしらえたメニューのサンプルがならんでいるヤツです)の天ぷらそば(「天ぷらそば」と書かれてはありましたが、かけそばの上に天ぷらがトッピングしてあるものではなく、天ぷらは別にカゴのような器に盛りつけてあり、そばは汁なしで皿の上に、別に小鉢が2品ほど、でひとつのお盆に置かれてありました)が美味しそうに見えた(ロウのサンプルが、ロウと分かっていても美味しそうに見えるのは空腹の所為でしょうか)こともあって、ここにしようと入店しました。

お店の名前は、和風のよくありがちな名前なので忘れてしまいましたが、店名の前に、円の中に一文銭が上下左右と四つならんだ家紋のようなマークがあったのはおぼえています。

 店内に入ると、メガネをかけた初老の男性店員が無愛想に、口ごもった言いようでモガモガ(モゴモゴ?)訊いてきます。

 「はぁっ?」と聞き返すと、ただでさえ接客業に向いてなさそうな無愛想が、さらに少しムッとしたような表情になり、またおんなじような口調でモゴモゴ言っています。

 どうやら、「何名様ですか?」的なことを訊かれているように感じたので「ふたりです」と答えると、その男性店員は今度は半ギレで「ハッキリ言ってくださいね!」と返してきます。

 (オイオイ、「ハッキリ言え」はこっちのセリフじゃ、)と思いながら、窓際の4人掛けのテーブル席に案内されました。

 何を注文しようかとおしながきを見ますと、少しびっくり。

まぁ高い高い。

さきほどオモテのディスプレイで見た「天ぷらそば」は2,500円也。

 ちょうどそのとき、窓のそとをB747型機がガラス越しの爆音を上げて離陸しました。

 それを見て、まあそうか、空港の店は家賃も高かろうし、高いのはしょうがないのかなぁ、とは思いました。

 にしても、これでは二人で5,000円を超えてしまうではないかと、ほかのメニューを一覧しました。

 別に天ぷらが食べたいわけではなく、お蕎麦が食べたくてこの店にしたのだから・・・などと、訊かれてもない言い訳をひとりごちながら、そばだけのメニューをさがすと、もりそばが1,100円、大盛りは1,300円とあります。

 まぁ、うどんとちがって蕎麦は高いもんかぁ、と半ばあきらめかけていると、家人が「これどう?二人で」と写真入りメニューを指差しています。

 見ると、大きなお皿の上にそばが6玉(?)分盛られて2,500円。

これをひと品のみオーダーし、シェアしようというのです。

さっそくオーダーし、まず最初に薬味(きざみネギと小さい柑橘)ととっくりに入ったつけだしが運ばれてきました。

 ネギもたっぷり3人前以上入っています。

 つづいてお皿に盛られたそばが運ばれてきたのですが、どう見ても一人前(1玉)しか有りません。

 ん?これはメニュー写真とちがって1玉ずつ運ばれてくるのかなと思い、家人に先を譲りました。

 で、待てど暮らせど2玉め以降が来ません。

 いちいち言わなきゃならないのかと、さきほどのとは別の、これまたメガネを掛けた初老の男性店員を呼びました。

 折り返しその店員が運んできたのは、薬味のおかわりでした。

 いやいやそうじゃなくて・・・、とそばのことをいうと、さきほどのひと皿分でおわりとの旨。

 なんちう店じゃ、愛想は悪いわ、値段は高いわ、こんな店が潰れないのは、空港という、いわば独占市場で商売しているからでしょうか。

ここ何年かで、外食してこんなに不愉快になったことはありません。

腹が立ったのが半分、情けないのが半分で胸元に不快感が充満してきました。


  - っていうところで目が醒めたわけですが・・・、いやぁ、寝覚めが悪い悪いw

 ま、実際にこんな店があれば早々に淘汰されますわな。